秋田市出身で元プロ野球選手の成田翔さんが17日、母校の小学校で開かれた野球教室でコーチを務め、技術指導はもちろん、子どもたちに野球を通じて感謝する大切さを伝えました。

秋田市の保戸野小学校で開かれた野球教室には、保戸野スポーツ少年団の団員18人が参加しました。

コーチはこの学校出身の成田翔さんです。小学4年から野球を始め、2015年夏に秋田商業のエースとして甲子園ベスト8に進出。卒業後はプロ野球千葉ロッテマリーンズ、東京ヤクルトスワローズでプレーしました。現在は埼玉県の企業型クラブチームで編成担当兼コーチを務めています。

まずは基本のキャッチボール。成田さんは「小さなことだけどワンバウンドでもいいから相手の胸に返すこと。相手を思いやって投げることをこれから丁寧にやっていきましょう」とアドバイスしました。

続いてはピッチングの指導。強いボールを投げるためにはフォームを安定させる必要があります。成田さんは「足を上げたときにしっかり止まる。真っすぐ。ナイスボール!」と声を掛けていました。

指導を受けた選手:
「体が反らないように真っすぐ投げることを教えてもらった」

この後、団員は成田さんと対決。対戦できる喜びをかみしめ、全力でスイングです。

ヒットを打った選手:
「うれしかった。試合でも『成田さんの球を打ったぞ』という気持ちで自信満々にバッターボックスでフルスイングしていきたい」

さらに成田さんがプロで培った投球を披露。現役さながらの球威に、選手たちも大興奮でした。

成田さんは「感謝の気持ちを持ってありがとうの気持ちを忘れては野球も成長しないと思うし、人としても成長しないと思うので、感謝の気持ちを持つことは常に伝えていきたい。秋田県に感謝の気持ちがあるので、秋田の野球人口がさらに増えていくように貢献していきたい」と話していました。

秋田テレビ
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