タイの食料品店で天井に背中がつくほど大きな野生のゾウによる“食い逃げ”の瞬間がカメラに捉えられた。国立公園から現れた1頭のゾウは、棚の商品を鼻で次々と取り、約10分間にわたってお菓子やバナナなどをむしゃむしゃと食べ続けた。町でゾウが店内に入ってきたのは初めてのことだったという。

食料品店に侵入し商品を食べる野生のゾウ

タイの食料品店で2日に撮影されたのは、ゾウっとするほど大きなドロボーだった。

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店にいた男女は「出ないの？」「もう出てる！出てる！」と会話しながら様子をうかがっていた。目線の先にいたのは野生のゾウだ。

あまりの大きさに背中が天井にくっついている。お腹が空いていたのか、近くの自然豊かな国立公園から1頭で店を訪れたという。

ゾウは長い鼻を器用に使い、商品をぱくり。棚にある商品を購入もせずにむしゃむしゃと食べていた。

10分間商品を食べ続けたゾウ

食料品店の店員はゾウを追い出そうと、「待って、待って！出てきて！」「下がって！下がって！」と必死に声を上げていた。

しかしその思いもむなしく、約10分間、ゾウは店の商品を食べ続けたという。その後、駆け付けた公園の管理者によってゾウは連れ出された。

この日、ゾウが“食い逃げ”したのは9袋のお菓子やサンドイッチ、さらに3500円分ものバナナだったという。

町では野生のゾウが食べ物を求めて民家に侵入することはあったが、店に入ってきたのは初めてだったという。
（「イット！」 6月6日放送より）